中間報告書 『ファッション』

 

​​中間報告書

『ファッション』

秋山紫苑

私の選んだトピックは日本の服装の『ファッション』である。日本のファッションは時代と共に独自の進化を遂げさまざまなスタイルが生まれてきた。1990年代以降、日本のストリートファッションやサブカルファッションが国内外で注目を集めている。その様々なスタイルの中から、代表的な日本のファッションスタイルの歴史、特徴、そして文化的影響について考察する。

一、  ギャル系(G Y A R U

ギャル系ファッションは1990年代に日本で誕生し渋谷の109(東急)系ブランドと共に流行した。歌手の安室奈美恵がこのスタイルの流行に大きく貢献したと言われている。ギャル系の特徴としては派手なメイク(小麦肌、厚いアイメイク、長いつけまつげ)ブロンドや明るい髪色、厚底ブーツ、ミニスカート、ルーズソックスなどが挙げられる。

ギャル」という言葉の由来は幾つかの説があるが、最も有力なのは『girl(ガール)』が日本語風に発音されカタカナ化されたものであるという説である。また、1970年代のアメリカのジーンズブランド『G A L S』から来たと言う説もある。ギャル系ファッションは時代と共に変化し、1990年代後半から2000年代前半には『ガングロギャル』が流行し、その後2010年代からは『清楚ギャル』や『ネオギャル』として新たな形で復活したのである。『ガングロギャル』とは、ガンガンに日焼けしている顔面が黒いと言った意味がある。その反対に、『清楚ギャル』は白い肌で透明感がある印象がある。

二、  ロリータファッション

ロリータファッションは1980年代に原宿にあるブランド『MILK』や『BABY, THE STARS SHINE BRIGHTS』などを中心に流行した。フリルやレース、リボンをたくさん使ったドレスが特徴で、甘ロリ、ゴスロリなどの系統に分けられる。イメージは幼い少女でお人形さんのような可愛らしさである。19世紀のヨーロッパのファッションにインスパイアされたスタイルである。現在ロリータファッションは海外にも広まり欧米にもたくさんの愛好者がいる。

三、  森ガール

森ガールは2007年頃、日本のS N SM I X I』で誕生し、雑誌『FUD GE』や『S P U R』で人気となった。ナチュラル系のファッションが特徴で、ふんわりとしたワンピーススタイルが主流で、素材はレースやニットが多く使われている。色味は茶色やアース系のカラーが中心となっている。

森ガールファッションのコンセプトは、森にいそうな女の子で、『北欧ナチュラル系』や『ゆるふあ女子』とも関連している。しかし、2010年代後半には『大人ナチュラル』へと変わり現在ではほぼ消減したスタイルとなってしまっている。

 

四、  ストリート系

ストリート系ファッションは1980年代のアメリカや日本のヒップホップ、スケートボード文化から取り入れられたスタイルである。スウェット、ワイドパンツ、スニーカー、キャップ、オーバーサイズのトップスなどが特徴である。日本では『裏原系』とも関連があり藤原ひろしなどのデザイナーがこのストリート系ファッションを広めた。『スポーツミックス』や『韓国ストリート』などの新たな流行も取り入れながら現在も進化を続けている。

五、  アメカジ

アメカジはアメリカのワークウェアやミリタリーをルーツとし、日本では1980年代から1990年代にかけて流行した。アメリカの若者が好むラフで機能的な着こなし、または、カルフォニアのスポーツファッションをヒントに、日本で独自に生まれたスタイルのものもある。デニム、チェックシャツ、Tシャツ、レザージャケット、スニーカーなどが代表的なアイテムであり、動きやすさや、着心地の良さを優先した素材を多く取り入れている。

六、  YKファッション

YKファッションは1990年代後半から2000年代初頭のミレニアム時代のスタイルをベースにしている。テクノロジーの発展とデジタル化の影響を受け、未来的でありながらポップで遊び心が満載のファッションスタイルである。当時人気だったアイドルやセレブ達が広めたと言われている。YKファッションは日本ではギャル文化とも結びついていて、そのYKファッションの特徴はメタリックな未来感を演出する素材が多く好まれることである。低めのウェストラインやローライズデニムが流行り、ヘソだしトップスと組み合わせるスタイルが人気であった。

2020年代に入って、YKは世界的にリバイバルブームを迎え日本でも再び注目されている。S NSを通し、インフルエンサーの影響を受けた若者の間でローライズデニムやクロップトップが再び人気となった。

七、  ギーク系

ギーク系ファッションはテクノロジーやサブカルオタク文化から影響を受けたファッションスタイルである。知的でユニークな雰囲気を持ちながら個性を重視したファッションで、特徴としては、黒縁メガネやレトロなデザインのメガネ、ゲームやアニメのキャラクターがデザインされたバッジやピン、レトロなチェック柄のシャツなどがアイテムとしてよく使われている。

日本では秋葉原のサブカルとリンクし、アニメシャツやフィギュアを身につけるスタイルもギーク系の一部とされる。近年ではストリート系やミニマルファッションとも合わさりたなスタイルが確立されつつある。

八、      モード系

『モード』とはフランス語で『流行』を意味し、モード系ファッションはハイブランドのランウェイコレクションに影響を受けたデザインである。モード系のファッションの特徴は余計な飾りを排除しミニマルなデザインにシャープなラインやシルエットを強調させ、色の特徴は黒・白・グレー・など落ち着いた色合いが中心となっている。

日本では、ヨウジヤマモトなどのブランドがこのスタイルを確立し、現在も定着し進化を続けている。近年ではカジュアルさを取り入れたモードファッションが広まっている。

 

日本のファッションは単なる衣服のスタイルにとどまらず、ライフスタイルや文化全体に影響を与え続けている。特に『かわいい文化』や『ストリートファッション』は世界的にも評価されており日本のポップカルチャーと密接に結びついている。

また、日本のファッションの流行はサイクルが早く新しいファッションスタイルが次々と生まれる特徴がある。一つのファッションが無くなり、すぐに新たな流行が生まれ続ける点は、日本のファッション業界の強みと言われる。近年、日本のファッション業界ではサステナビリティが重要視されようになりエコな素材などを使用したブランドが増えている。日本のファッション業界でも未来に向けた新しい動きが見られる。

私はこのリサーチを通し、多様な情報が溢れ、飛び交う中で何が最も有力な意見なのかを見極めるのに苦戦をした。インターネット上には膨大な情報が存在し、特にファッションの流行に関する情報は『誰が流行を作ったのか』『どのブランドが最も影響を与えたのか』と言った点で意見が錯綜することが多い。そう言う中で、流行とは単純にこの時代にどんな服装が流行ったか、ということだけではなく、その時代の背景には、社会的な価値観、若者の思想や主張、また技術の進化などの要素が大きく関わっていることがわかった。そのため、リサーチを進める中で、なぜこの流行が生まれたのか、そしてどのようにそれが広がりを見せていったのかと言うポイントが重要だと考えるようになった。

このリサーチを通じてファッションが人や社会に与える影響の奥深さ、その時代背景にある文化的な要素、ファッションの芸術性の価値、流行が生まれる思考のなどを知ることができて興味深くリサーチができた。そして更にリサーチの中でトレンドの流れを理解する楽しさと自分の好きなスタイルを考える時間、今後の自分のファッションを考える機会が持てて良い時間となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


コメント

  1. ストリート系とモード系に興味あります、いつか幾つ買って試してみたいです。素敵なリサーチ結果ありがとうございます

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  2. 色んなスタイルの特徴や歴史は面白いですね。他のスタイルも着てみたいなと思いました。紫苑さんの最終発表を楽しみにしています!

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